
ピースAIが進化:授業複製とPDF出力でさらに使いやすく
全国の小中学校で導入が進む生成AI学習支援プラットフォーム「ピースAI」は、授業づくりと記録の活用をより効率化するための新機能として、「授業複製機能」と「PDF出力機能」を2025年10月30日に正式リリースしました。
終了した授業のプロンプトをクリック1回で再利用できる「授業複製機能」により、同一構成の授業を他クラスで展開したり、前回の指示をもとに新しい授業を発展させたりすることが容易になりました。また、「PDF出力機能」では、レッスン単位での全発言をまとめてPDF化できるほか、ユーザー単位での抽出出力にも対応。Notebook LMなどの分析ツールで読み込むことで、児童ごとの発話傾向や授業内容の振り返りに活用できます。
■ 新機能の特長
- 授業複製機能
- 終了済みの授業からプロンプトをワンクリック再利用
- クラスや年度をまたいだ授業設計の継続・発展が可能
- 教師間での指導案共有や、授業データの再利用にも対応
- PDF出力機能
- レッスン全体またはユーザー単位でチャット履歴をPDF化
- Notebook LMなど外部AIツールでの分析・要約にも利用可能
- 保護者共有、校務報告、研究記録など多様な場面で活用
■ 背景と開発の経緯
「前回の授業設定を簡単に再利用したい」「AIとの対話記録を資料として残したい」といった声を受け、ピースAI開発チームでは、授業の設計と記録の両立をテーマに機能開発を進行。2025年9月以降のテスト運用を経て、教育現場での実践的な使いやすさを重視した正式版をリリースしました。
■ 今後の展望
- 分析支援ツールとの連携強化(Notebook LM対応強化)
- 授業テンプレート共有機能の実装
- 教師向けの校務支援画面の刷新
■ 利活用のシナリオ例
- 教師:終了した授業を複製 → クラス別に展開 → 対話ログをPDF出力して分析
- 保護者:児童単位の発話ログをPDFで確認 → 学習の進展を家庭で共有
■ お問い合わせ
団体名:NPO法人タイプティー(Type_T)
代表理事:鈴谷 大輔
メール:info@typet.jp
Webサイト:https://peaceai.typet.jp