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ピースAIが進化:会話の「続きから」に対応、複数タブ・複数端末でも履歴を自動同期

再読み込みしても同じ会話を継続。複数の画面から利用しても、会話の流れがずれない仕組みに

NPO法人タイプティーが提供する学校向け生成AIサービス「ピースAI」は、チャット機能をアップデートし、これまでの会話を「続きから」利用できるようになりました。

あわせて、同じチャットを複数のタブや複数の端末から開いた場合にも、他の画面で行われたやり取りを自動的に取得し、会話履歴を同期する仕組みを実装しました。

これにより、たとえば学校のタブレットで行っていたAIとの対話を、別の端末から開いた場合にも、同じ会話の流れを引き継いで利用できます。


これまでのピースAIでは、再読み込み時に新しい会話へ移行していました

これまでピースAIでは、同じチャットを複数の画面から利用した場合に、メッセージの表示や処理順序に不整合が起きることを避けるため、再読み込みなどが行われた際には新しいチャットへ移行する設計としていました。

これは会話データを安全に扱うための仕組みでしたが、一方で、

  • ページを再読み込みすると、それまでの会話をそのまま続けられない
  • 別の端末から開いたときに、以前のやり取りから続けにくい
  • 同じチャットを複数の画面で開くことができない

といった制約にもなっていました。

今回、会話の保存方法や同時処理の仕組みを見直したことで、この制約を撤廃しました。


再読み込みしても、そのまま「続きから」

今回のアップデートにより、一度始めたチャットは、ページを再読み込みした後でも同じ会話として利用を続けられるようになりました。

AIとの対話では、それまでどのようなことを話してきたかという「文脈」が重要です。

特に学習場面では、

「さっきの説明のここがわからない」

「もう少しヒントがほしい」

「前に考えた方法と比べたい」

といったように、やり取りを重ねながら考えを深めていくことがあります。

今回の変更によって、一度の操作や画面の状態に左右されず、同じ対話を継続して使いやすくなりました。


複数タブ・複数端末でも会話履歴を同期

同じチャットを複数のタブや端末で開いた場合にも対応しました。

たとえば、

  • Chromebookとタブレット
  • 学校の端末と別の端末
  • 同じブラウザで開いた複数のタブ

などから同じチャットを開いた場合、一方の画面で増えたメッセージを、もう一方の画面でも自動的に取得します。

同じブラウザ内の別タブでは、更新があったことをブラウザ間で直接伝える仕組みを利用しています。

別の端末や別のブラウザの場合にも、チャットを開いている間は定期的に新しいメッセージがないか確認し、差分があれば画面へ反映します。

これまでのように、別の画面では古い会話が表示されたままになる状態を減らし、どの画面から見ても同じ会話を追いやすくしました。


同時に送信しても、会話の順番を守る

複数の画面から同じチャットを利用できるようにすると、新しい問題も生まれます。

たとえば、一つの画面でAIが画像を生成している間に、別の画面から新しい質問が送られた場合、単純に同時処理すると、後から送った質問への回答が先に表示されてしまう可能性があります。

そこで今回、チャットごとに処理の順番を管理する仕組みを追加しました。

AIの処理中でも、読み上げや画像表示などの操作を止めない一方で、同じチャットへの発言については順番に処理します。

「操作できること」と「会話の順序を守ること」を分けて管理することで、複数の画面から利用しても会話の流れが崩れにくい仕組みとしました。


読み上げや画像生成中の操作も改善

今回の改修では、会話の継続や同期だけでなく、実際の利用中に見つかった細かな使いにくさについても改善しています。

例えば、これまではAIが画像を生成している間、同じ利用者による音声読み上げ処理が待たされることがありました。

今回、AIとの会話処理と読み上げなどの処理を分離したことで、画像生成などに時間がかかっている場合でも、読み上げを利用できるようになりました。

また、

  • 画像生成と読み上げの待機表示が重ならないよう調整
  • AIの応答待ち中にEnterキーから次のメッセージを送れてしまう問題を修正
  • 複数の処理が同時に動いた場合でも、ボタンの有効・無効状態が崩れないよう改善

など、実際の操作を確認しながら複数の修正を行っています。


「複数人でAIと話す」ための土台にも

今回のアップデートは、現在のピースAIを使いやすくするための改善ですが、今後の機能拡張にもつながるものです。

現在のピースAIでは、一つのチャットを基本的に一人の児童生徒が利用することを想定しています。

一方で将来的には、一つのチャットに複数の児童生徒が参加し、

「グループで話し合いながら、その中にAIも参加する」

といった使い方も考えられます。

その場合にも、

  • 会話に新しい発言があったことを検知する
  • 最新の会話履歴を取得する
  • 複数の参加者に同じ内容を表示する
  • 同時に発言があっても順序を守る

といった仕組みが必要になります。

今回整備した複数画面・複数端末での同期や、チャット単位での順序管理は、こうした協働的なAI活用を検討していくための基盤にもなります。


今後について

ピースAIでは、生成AIそのものの性能だけではなく、学校で児童生徒が日常的に使ったときに「自然に使えること」も重要だと考えています。

ページを再読み込みした。

別の端末から開いた。

AIが答えている間に読み上げを使った。

一つひとつは小さな操作ですが、学校で繰り返し利用するサービスでは、こうした場面で会話が途切れたり、画面の内容がずれたりしないことも大切です。

今回のアップデートも、実際にピースAIを操作しながら見つかった課題を一つずつ改善したものです。

今後も、学校現場での実際の利用を踏まえながら、児童生徒がより自然にAIと対話し、学びに活用できる環境を整えていきます。


ピースAIについて

ピースAIは、学校現場での利用を想定して開発された生成AIサービスです。

教職員や児童生徒が、授業づくり、表現活動、調べ学習、文章作成、画像生成などに生成AIを活用できる環境を提供しています。

教育現場で安心して利用できるよう、学校での運用を前提とした機能設計を行っています。


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特定非営利活動法人タイプティー(Type_T)