
端末内の画像やカメラで撮影した画像をもとに、新たな画像生成が可能に
NPO法人タイプティーが提供する、学校向け生成AIサービス「ピースAI」は、新たに画像編集機能に対応しました。
これまでピースAIでは、テキストから画像を生成する機能を提供してきました。今回のアップデートにより、端末に保存されている画像や、カメラで撮影した画像をもとに、テキストによる指示を加えて新しい画像を生成できるようになります。
本機能により、児童生徒が描いた絵、授業で使用する写真、教材画像、学級で活用するキャラクター素材などを起点に、AIが発想や表現を広げる補助を行うことが可能になります。
生成AIが作品を一方的に完成させるのではなく、元となる画像をもとに「見比べる」「考えを言葉にする」「自分の表現に戻す」といった学習活動につなげることを想定しています。
新機能の概要
今回追加された画像編集機能では、画像をもとに新しい画像を生成できます。
利用できる画像は、端末に保存されている画像に加え、カメラでその場で撮影した画像にも対応しています。画像を選択または撮影したうえで、テキストによる指示を入力することで、元画像を参考にした新しい画像を生成できます。
例えば、児童が描いた絵をもとに別の表現を試したり、学級キャラクターに異なるポーズを取らせたり、教材画像をより分かりやすいイラストに変換したりすることができます。
教育現場での活用例
画像編集機能は、さまざまな教科・活動での利用が考えられます。
図工
児童が描いた線や形、作品の一部をもとに、AIが別の見え方を提示することで、「見立てる」「比べる」「自分の表現に戻す」といった活動に活用できます。
自分では思いつかなかった見方に触れることで、発想を広げたり、自分の作品を見直したりするきっかけになります。
国語
物語の場面を表した絵や写真をもとに、時間帯・季節・人物の表情などを変えた画像を生成し、情景描写や心情の変化を言葉で表す活動に活用できます。
画像の変化を見比べながら、「どこが変わったのか」「なぜそのように感じたのか」を言語化することで、表現活動につなげることができます。
特別支援教育
活動の流れを表す写真や自作の教材画像をもとに、より分かりやすいイラストや手順カードを作成し、見通しを持って活動するための支援に活用できます。
言葉だけでは伝わりにくい内容を視覚的に補助することで、児童生徒の実態に応じた教材づくりや支援の幅を広げることができます。
利用方法
画像編集機能では、次のいずれかの方法で画像を指定できます。
- 端末に保存されている画像を選択する
- カメラでその場で撮影する
画像を指定した後、どのように変換したいかをテキストで入力することで、AIが新しい画像を生成します。
通常の画像生成機能と同様に、画像を1枚生成するごとにリクエスト数が消費されます。
安心して学習に活用するための仕組み
ピースAIでは、学校現場での利用を前提に、学習目的に適した画像生成となるよう安全性に配慮した設計を行っています。
性的な表現や過度な露出につながる指示など、教育利用に適さない内容が含まれる場合には、システムが自動的に安全な表現へ調整します。
これにより、児童生徒が画像生成・画像編集機能を利用する場面でも、学習活動にふさわしい形で表現を広げられるようにしています。
ご利用上の注意
本機能の利用にあたっては、著作権・肖像権・個人情報の取扱いに十分ご注意ください。児童生徒や第三者が写っている写真、他者が権利を有する画像を利用する場合は、学校や自治体のルールに従ってご利用ください。
また、他の一部生成AIサービスとは異なり、現時点では画像内の特定領域を指定して編集する機能には対応していません。
出力された画像に対して、言葉だけで続けて修正を加えることもできません。再度修正を行う場合は、毎回、編集したい画像を選択し、テキストによる指示を入力して生成する必要があります。
今後について
ピースAIでは、教育現場で安心して活用できる生成AI環境の提供を目指し、学校での実践に即した機能改善を進めています。
画像編集機能についても、授業での活用しやすさや、安全な利用のための仕組みを踏まえながら、今後も改善を続けてまいります。
ピースAIについて
ピースAIは、学校現場での利用を想定して開発された生成AIサービスです。
教職員や児童生徒が、授業づくり、表現活動、調べ学習、文章作成、画像生成などに生成AIを活用できる環境を提供しています。
教育現場で安心して利用できるよう、学校での運用を前提とした機能設計を行っています。
お問い合わせ
NPO法人タイプティー
Webサイト:https://typet.jp
ピースAI:https://peaceai.typet.jp